LT1112/LT112ACN。飾り気のない音。
表題のオペアンプですが、奇跡的に「"A"ランク」が入手できたので両者を比較してみました。…が、LT1028やLT1128ほどの「劇的な変化」はありません。ここでは、準拠を「LT1112」として最後にAランク品との違いと言う形で触れてみたいと思います。
基本的な音は「低域がチョイ弱めで、全く飾りっけ要素が皆無」という表現が良いかと。基本的には「LT1498バッファのA47式」回路になっています。後、以前に散々に苦しめられた特定のヘッドホンとの相性は「どういうわけか、すっかりなりを潜めてしまった…。」ということで、実仕様上では大きな問題が出ていません。
まず、低域は薄いと思います。低域があまり好きでは無い私が書く位なので、普通の人にとっては「物足りないレベル?」かとも思います。しかし、そのメリットとして「濁りなく素直に鳴る」と感じました。(密閉式のヘッドホンでもスカッとやさしく聞く事が出来るくらいです。)逆に、ソースの音の硬さや柔らかさと言う物がよく聞き取れます。中域は、本当に癖がなく素直すぎるくらいに綺麗に鳴ります。ソースの得手不得手というのも全く感じさせず「良くも悪くも及第点」です。ボーカルから楽器まで、本当に元のソースを忠実に再現してくれていると言った感じがします。高域は、少し艶っぽさはありますが耳に付くようなものではなく、非常に綺麗で直線的に抜けていく感じが心地良いです。フェードの表現や歪感の少なさなどは、如何にもリニアテクノロジーらしい音だと感じました。
解像度も中々に良好で、音の分解能も及第点。それでいて音の統合感も凄く自然で、音場の表現力とかも中々のものでした。音場は、距離感がやや近めに感じますけどそれぞれの音の距離間は十分に掴めるし情報量が密になった場合の解像度低下も特にありませんでした。広域に渡って見た場合、「右肩上がりな感じ」です。また、スピード感も鈍さとかそう言ったものを感じる事は特にありません。只、低域が少し薄い点で好みの問題は大きく出そうな気がします。また、電圧は2Vからの駆動が可能ですが、ヘッドホンを駆動するには振幅率が小さすぎるので最低でも3Vは欲しいと感じました。因みに、オフセットが驚異的に低く1mVは楽に切る事が可能です。(ですから、出力のカップリングをカットして使用しても全く問題ないレベルです。)
では、Aランク品の場合ですが「こちらは低域が少しだけ厚く、少しゆったりした感じ」だと思います。他に大きく異なる部分は特になく、ブラインドでの視聴レベルでは正直、殆ど気がつかないレベルです。
バランス的にはAランクに歩があるみたいです。
<追記>
その筋(笑)の知人曰く、「こっちの方が、ちょっともたつく感じがイマイチかな…」というのがAランク品の方でした。やっぱり、人によっては色々で、必ずしもAランク品の方が良いと言うわけでは無いみたいです。
このような特性からか、カップリングや平滑用のコンデンサーの影響が色濃く出やすいという特徴があります。中でも、カップリングと平滑用のコンデンサーにMUSE-FGを使うと非常にバランスの取れた綺麗な音になります。この辺は、もっと研究してみても面白いかもしれません。
総評してみると「A47式でしっかりとしたバッファ段」を持つような回路での使用ならば非常に最適です。後、利得は掛けて使用したほうが音質面でも有利みたいです。気になる人の意見として上げられるのは「恐らく、低域が薄い」と言う点だと思います。この部分は、好みの差が大きく出るので低域が好きな人は避けた方が良い選択肢だと思います。また、このオペアンプは取り出せる電流が非常に小さいと言う点から「Chu-moyやLT1112のみを使う回路構成」には、全く持って向いていません。あくまで、「しっかりしたバッファ段と組み合わせて使用する」というのが大前提です。この点に注意して下さい。
価格的に、まずまずの値段で「何よりも変な癖を嫌う人」には最良な選択肢かもしれません。使用電圧幅も非常に広く、パワーアンプの利得段とかで使用するのも面白いと思います。また、そのオフセットの小ささを上手く活かして「BASEの基準電圧の生成+バッファ」として利用するのも面白いかと思います。
基本的な音は「低域がチョイ弱めで、全く飾りっけ要素が皆無」という表現が良いかと。基本的には「LT1498バッファのA47式」回路になっています。後、以前に散々に苦しめられた特定のヘッドホンとの相性は「どういうわけか、すっかりなりを潜めてしまった…。」ということで、実仕様上では大きな問題が出ていません。
まず、低域は薄いと思います。低域があまり好きでは無い私が書く位なので、普通の人にとっては「物足りないレベル?」かとも思います。しかし、そのメリットとして「濁りなく素直に鳴る」と感じました。(密閉式のヘッドホンでもスカッとやさしく聞く事が出来るくらいです。)逆に、ソースの音の硬さや柔らかさと言う物がよく聞き取れます。中域は、本当に癖がなく素直すぎるくらいに綺麗に鳴ります。ソースの得手不得手というのも全く感じさせず「良くも悪くも及第点」です。ボーカルから楽器まで、本当に元のソースを忠実に再現してくれていると言った感じがします。高域は、少し艶っぽさはありますが耳に付くようなものではなく、非常に綺麗で直線的に抜けていく感じが心地良いです。フェードの表現や歪感の少なさなどは、如何にもリニアテクノロジーらしい音だと感じました。
解像度も中々に良好で、音の分解能も及第点。それでいて音の統合感も凄く自然で、音場の表現力とかも中々のものでした。音場は、距離感がやや近めに感じますけどそれぞれの音の距離間は十分に掴めるし情報量が密になった場合の解像度低下も特にありませんでした。広域に渡って見た場合、「右肩上がりな感じ」です。また、スピード感も鈍さとかそう言ったものを感じる事は特にありません。只、低域が少し薄い点で好みの問題は大きく出そうな気がします。また、電圧は2Vからの駆動が可能ですが、ヘッドホンを駆動するには振幅率が小さすぎるので最低でも3Vは欲しいと感じました。因みに、オフセットが驚異的に低く1mVは楽に切る事が可能です。(ですから、出力のカップリングをカットして使用しても全く問題ないレベルです。)
では、Aランク品の場合ですが「こちらは低域が少しだけ厚く、少しゆったりした感じ」だと思います。他に大きく異なる部分は特になく、ブラインドでの視聴レベルでは正直、殆ど気がつかないレベルです。
バランス的にはAランクに歩があるみたいです。
<追記>
その筋(笑)の知人曰く、「こっちの方が、ちょっともたつく感じがイマイチかな…」というのがAランク品の方でした。やっぱり、人によっては色々で、必ずしもAランク品の方が良いと言うわけでは無いみたいです。
このような特性からか、カップリングや平滑用のコンデンサーの影響が色濃く出やすいという特徴があります。中でも、カップリングと平滑用のコンデンサーにMUSE-FGを使うと非常にバランスの取れた綺麗な音になります。この辺は、もっと研究してみても面白いかもしれません。
総評してみると「A47式でしっかりとしたバッファ段」を持つような回路での使用ならば非常に最適です。後、利得は掛けて使用したほうが音質面でも有利みたいです。気になる人の意見として上げられるのは「恐らく、低域が薄い」と言う点だと思います。この部分は、好みの差が大きく出るので低域が好きな人は避けた方が良い選択肢だと思います。また、このオペアンプは取り出せる電流が非常に小さいと言う点から「Chu-moyやLT1112のみを使う回路構成」には、全く持って向いていません。あくまで、「しっかりしたバッファ段と組み合わせて使用する」というのが大前提です。この点に注意して下さい。
価格的に、まずまずの値段で「何よりも変な癖を嫌う人」には最良な選択肢かもしれません。使用電圧幅も非常に広く、パワーアンプの利得段とかで使用するのも面白いと思います。また、そのオフセットの小ささを上手く活かして「BASEの基準電圧の生成+バッファ」として利用するのも面白いかと思います。


